本日はお待ちかね、Kさん講演会の第2弾。
今回はろうあ運動による権利の獲得や、差別撤廃へ向けた活動などがテーマでした。
例えば、昔ろう者・聴覚障害者は運転免許証の取得が出来ませんでした。
今では補聴器装着やワイドミラーの設置等条件を満たせば免許を取得することが出来ます。
また旧民法11条では準禁治産者(心神耗弱・浪費者等、正常な判断を欠く者)と見なされ、相続をしたり家のローンを組むのにも保佐人が必要でした。
これもろうあ連盟の運動の結果、法律が改正されています。
このほかにも様々な差別的扱い、行動能力の制限がありました。
過去の方々の粘り強い運動により、ろう者の生活も少しずつ暮らしやすい形に変化してきました。
しかし、「手話は広まってきているように思うが、ろう者・聴覚障害者への理解はまだまだ広まっていない」とKさんは言います。
これからもろう者とともに、お互いに支え合い、どう活動をしていくかを考える必要があります。
Kさん、前回に続き貴重なお話をありがとうございました。
講演では言えないようなお話も、いつかお酒を交わしながらでも伺えればと思います。