長野手話サークル

長野市内、3つの会場で活動している『長野手話サークル』のブログです。

【夜の部1月17日】阪神淡路大震災から28年。

 

1995年1月17日(火)の阪神淡路大震災から、28年が経ちました。

 

今日のグループディスカッションのテーマは「震災」。

阪神淡路大震災東日本大震災の時にどうしていたかを話しました。

 

震災時は、命の危機から身を守るために情報が欠かせません。

しかし阪神淡路大震災の当時、

テレビから流れる情報の多くは音声のみで字幕がなく、

ろう者・聴覚障害者には情報が届いていませんでした。

避難所でも配給など案内が音声のみのため、情報が得られない。

状況が分からない不安や孤立によるストレスは、

精神を消耗させて、生きる気力も奪います。

この状況は昔に限らず、災害が起こるたびに指摘されています。

必要な情報がろう者・聴覚障害者へ届くようにすること。

また手話や筆談で話せる人が近くにいること、

コミュニケーションをとれる人がいるということが、

どれだけ心の支えになるか。

こうしてサークルに参加して、顔を合わせる。

ちょっと顔を知っているというだけでも、

お互いに不安がやわらぐと思います。

ちいさくても、いざというときに支え合える関係をつくる。

サークルにはそんな役割もあるな、と思います。