長野手話サークル

長野市内、3つの会場で活動している『長野手話サークル』のブログです。

【夜の部 5月30日-6月6日】絵本の表現、デフファミリーの生活

ども!

 


5/30、6/6の内容は、『同音異義語』と『絵本』の手話表現、それからデフファミリーの生活についてに講演をお聴きしました。

 


◆同じヨミでも違うイミ?

まず同音異義語(30分学習)です。

読み方一つでも使う場面で意味がガラッと変わってしまう語句があります。

今回は、「たつ・つく・とる・かく」の4種類の語句について表現の違いを学びました。

ろうの方々にご教授頂き、同じ意味の手話でも異なる表現方法も教えて頂きました!

表形文字である日本語に慣れている私達にとって中々意識出来ない部分ですね...しっかり覚えて行きましょう!

 


◆絵本を手話で

絵本を二冊用意して頂きまして本に合わせて2グループに分かれました。

各自振り分けられた担当シーン毎にそれぞれセリフや情景、展開などを手話で表しました。

 


最後は、通訳者の方々にもう一冊別の絵本を使い、読み聞かせに合わせて即興で手話をつけて頂きました。※凄い迫力でした...。

 

 

 

 


◆デフファミリー講演会

さてさて6/6ですが、講師をお招きしてデフファミリーの生活についてお話し頂きました。

 


家族全員がろう者であるデフファミリー。

社会生活を送る中、様々な場面で苦労されたそうです。

 


特に携帯電話等の情報端末が普及するまでは、他者とのコミュニケーション速度や情報を得るタイミングが聴者と比較して遅れてしまう事が多く、それによるトラブルにも巻き込まやすかったとか...。

知識面でもそのハンデは大きく、当時は聴障者が利用できる情報媒体がとても少なかったようです。

 


今でこそ当たり前のスマホ・PCなど、聴者・聴障者問わず使える情報端末のおかげで、情報格差が少しずつ埋まってきているとの事でしたが、まだまだ課題も多く、その影響も限定的と言うのが現状...。

 


手話話者を目指す者としても考えていかねばならないテーマだと感じました。

 

 

 

 


それではまた次回お会いしましょう!