長野手話サークル

長野市内、3つの会場で活動している『長野手話サークル』のブログです。

【夜の部10月5日】むかしむかし、あるところに…

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10/5、30分学習の時間は「モノの配置を手話と身振りで伝える」ゲームを行いました。

お題となるのは、机の上に配置された紙コップやお皿、割りばしなどの道具。

回答者は、その配置を見ることが出来ません。

回答者の手元には、お題と同じ道具が一式。

チームの仲間はお題の配置を見て、回答者に手話や身振りで置く位置を指示します。

お題と同じ配置を作ることが出来れば、成功。

「お皿のふちに割りばしを挟む」といったトリッキーな配置もありましたが、皆さん上手く伝えていました。

 

 

メインの活動時間は、「絵本を演じてみよう」。

昔話「桃太郎」を3つの場面でグループに分かれて演じてみました。

グループごと練習をして、発表の時間。

 

場面①のグループ

おばあさんが川で桃を拾ってきて、おじいさんが桃を切ろうとしたら、桃パッカーン!

見事な飛び出しっぷりで、桃太郎が誕生します。

 

場面②のグループ

鬼ヶ島へ旅にでる桃太郎のために、日本一のきび団子をつくるおばあさん。

そのきび団子が、……非常においしくない。というかマズい。

仕方なくそれを持って鬼ヶ島へ向かう桃太郎。

やがて犬がやってきて、仲間になる。

次に猿がやってきて、仲間になる。

キジがやってきて、仲間になる。

ゴリラがやってきて、仲間になる。……ゴリラ?

桃太郎は、犬、猿、キジ、ゴリラとともに、鬼退治に向かいました。

 

場面③のグループ

桃太郎たちは、鬼ヶ島に到着します。

ドアを蹴破り、威勢よく乗り込む桃太郎。

そこにいた鬼たちは、……お茶を飲んでいる。

「悪い鬼なら、お隣さんですよ…。」

どうやら年をとった心優しい鬼らしい。

一緒にお茶をいただき、なんだかバツが悪い桃太郎一行。

気を取り直して、お隣の悪い鬼たちの住み家へ。

現れたのは、2匹の悪い鬼たち。

鬼たちが、桃太郎たちに襲い掛かる。

1匹の鬼は、動物たちと交戦。

かたや桃太郎は、もう一匹の鬼と、……話を始める。

なぜこんな悪いことするのか?

鬼は、耳が聞こえない事を話します。

そして、それにより嫌な思いをした経験を話し始めます。

それを聞いた桃太郎は、お互いに理解し合うことを約束。

こうして桃太郎は鬼と仲良くなり、村にも平和がおとずれたのでした。

めでたしめでたし。

 

 

そうそう、桃太郎ってこんな話でしたよね?

手話は、手を動かすだけではなく、表情や体の動きも含めて相手に伝えようとすることが大切です。

こうして劇を演じることで、表現力を高めることが出来ます。

その場で物語を自由にアレンジして、練習30分でここまで変わると、普段では触れないような幅広い表現も身につきそうですね。

みんなで手話劇を、表現を楽しみましょう!